書道筆は、「文字の大きさ」「書体」によって、適したお筆を選ぶ必要があります。
このページでは、初めて書道をされる方や、書道経験者の方が分かりやすく選べるようご紹介をしております。
”良い”書道筆とは?
書道筆は、「四徳」が備わっているものが良いと言われています。
四徳について

- 「尖」穂先が尖っていること
- 「斉」穂先全体がきめ細かく整っていること
- 「円」穂全体がきれいな円錐型になっていること
- 「健」穂先の弾力がほどよく、筆運びがスムーズであること
これらの条件をもとに、書き手が求める目的に合った書筆が「良い筆」と言えるでしょう。
書道筆に使われている「毛」と「書体」の関係
【馬毛】のお筆が適しています。
馬毛は、毛質が非常に硬く、主に楷書体を書くのに適しています。 タテガミや尻尾・おなかの毛など、部位によって毛の硬さが異なっていますが、書道筆で扱われる毛は主に硬い部位の毛が使用されております。
▼おすすめの楷書向き(馬毛)のお筆 思無邪(商品ページへ)
【兼豪筆】のお筆が適しています。
馬毛と羊毛、鼬毛と羊毛の兼など、様々な動物の毛が特別な配分で混ざり合ったお筆です。 お筆の芯に硬い馬毛や鼬の毛を使用し、その周りを覆うようにして羊の毛が使用されているものが一般的です。 芯がしっかりしていて筆が操りやすく、羊の毛により墨含みの良いお筆となっております。
▼おすすめの兼毫のお筆 九仙/鼬毛と羊毛(商品ページへ)
【羊毛】のお筆が適しています。
羊毛は、毛質が非常に柔らかく、主に草書を書くのに適しています。 また、墨含みがよい代わりに、筆運びが難しい毛質でもあります。
▼おすすめの草書向き(羊毛)のお筆 純白(商品ページへ)
【鼬毛】のお筆が適しています。
鼬毛は、毛質がほどよい硬さで筆が操りやすく、楷書・行書を書くのに適しています。 馬毛よりも柔らかく、滑りの良い毛質で、初心者の方も上級者の方も満足のいく書き心地です。毛の色が焦げ茶色です。
▼おすすめの楷書・行書向き(鼬毛)のお筆 耕心(商品ページへ)
【コリンスキー】のお筆が適しています。
コリンスキーの毛は、鼬のさらに上を行くより書きやすい性質を持っています。毛の色が栗色です。
▼おすすめの楷書・行書向き(コリンスキー)のお筆 空海(商品ページへ) 良寛(商品ページへ)
字の大きさ・書体から選ぶおすすめ書道筆
あなたの書きたい目的に合った質問に答えていくことで、それに適した丹青堂のおすすめ書道筆が見つかります。
「とりあえず始めてみたい」「練習したい」という方は、最も一般的な「は・半紙二文字から四文字」を選択してください。
丹青堂おすすめの万能筆
丹青堂の書きやすいおすすめ「万能筆」は初心者、上級者問わず、だれでも楷書・行書を中心に「とても書きやすい」お筆となっております。
書道家の方や、お寺の方等の顧客様から厚い信頼をいただいており、ご進物にも最適です。
丹青堂製書道筆「書体別価格一覧表」
大筆
丹青堂書道大筆の一覧表です。 縦軸は、半紙を基準とした書きたい文字の大きさを表しており、横軸は書体(楷・行・草)を表します。 一般的な臨書例も下に掲載しておりますので、そちらも併せてご覧ください。
大筆 | 楷書体 | 楷書よりの行書 | 行書体 | 行書よりの草書 | 草書体 | 隷書体 |
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書体参考 | 九成宮醴泉銘 | 蘭亭序 | 集字聖教序 | 風信帖 | 十七帖 | 曹全碑 |
半紙よりも 大きな文字 |
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半紙2文字 半切2行程度 |
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半紙2~4文字 半切2行程度 |
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半紙4~6文字 | ||||||
半紙3行~4行 |
漢字用の小筆
普段使いに最適な小筆です。
漢字向き | かな交じりの文 | 実用習字 | 写経筆 |
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書体例 | お手紙 | あて名・熨斗書き | 写経専用 |
漢字を書きたい |
かな文字用の小筆
和歌の臨書などに適した小筆です。
かな文字向き | 連綿が少ない (初心者向き) |
⇔ | 連綿が多い (上級者向き) |
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書体参考 | 高野切第3 | 寸松庵 | 本阿弥切 | 香紙切 | 一条摂政集 |
かな文字を書きたい |
実店舗のご紹介
丹青堂は、大阪・名古屋・東京に店舗を展開しております。 書道用品・日本画画材をお求めの方は、ぜひ丹青堂にお立ち寄りください。 商品のお取り寄せや、電話注文他、軸装・額装・お仕立て等も承っております。